設立背景

皆様ご存じの通り、今回の大震災は東北地方のみならず、日本全体に大きな影響を与え続けています。かつてない数の尊い命が失われ、多くの人が一瞬にして家を失い、厳しい寒さや食糧不足の中での生活を余儀なくされていること。さらには原子力発電所の被災による放射能汚染への不安、それによる風評被害、電気、ガソリンを中心としたエネルギー供給への不安、食糧や生活物資不足への不安…。そして、株価の下落、円高、消費の激減等と、日本経済も未曾有の危機に陥っています。 

『Beauty for Smile』は、ご賛同頂く美容室で「チャリティシャンプー」を実施し、その売上を義援金として日本赤十字社を通して被災地に寄付するプロジェクトです。

私は神奈川県で美容室を経営していますが、3月11日は仕事で偶然盛岡にいて、凄まじい、血の気が引くような揺れを経験しました。次の日からは避難所を転々とすることになり、結局4日間の避難生活を送りました。水も電気も使えず、地震の規模や被害状況についての正確な情報も分からず、満足な食事もできず、寒さが気力も体力も奪って行きます。しかし、こんな辛く危機的な状況下でも、実際の被災地ではボランティアの方々も含めて、誰一人絶望していませんでした。辛い目に遭ったはずの人々はお互いを思いやり、ただひたすら前向きに復興を目指していました。
私はその姿勢に強い感銘を受けました。

そして、日本人であることをとても誇りに思いました。

被災体験を経てようやく神奈川に戻った当初、「何とか被災地を支援したい」とそればかり考えていました。しかし日が経つにつれ、多くの首都圏のサロン経営者達から「お客さんが来てくれない。このままだと店を閉めるしかない」という声を聞くようになり、元気を取り戻さなければいけないのは被災地だけではないと感じるようになりました。

被災地への復興支援はもちろん、理美容業界を、日本全体を活性化させたい、このような思いから『Beauty for Smile』はスタートしました。

「チャリティシャンプー」という理美容業界でなければできないことで、サロン、メーカー、問屋、ディーラー、出版社をはじめ理美容業界の関係各社が一体となり、理美容業界から旋風を巻き起こし、被災地への復興支援から始まり、理美容業界を、最終的には日本全体をより明るく照らして行きたいと考えております。

平成23年3月19日

Beauty For Smile 発起人

ファーレ 取締役副社長 栗原秀郎